まずは簡単パリパリのパイ生地!
フードプロセッサーを使いましょう。
お手軽に早く作れます。
パイというとバターを小麦粉の生地で
包んで伸ばして折り返して作るもの
と思っていました。
しかし生地の間から
バターがはみ出してベトベト・・・
きれいな層になんてならない
なんてことを私も何度も繰り返しました。
うまくできなくて作るのを諦めていたところ
家にあったフードプロセッサーを使い
簡単に早く作れる方法をいくつか見つけたので
参考にさせていただきました。
<速成折込パイ作り方>
(フィユタージュ・ラピッド)
【材料】
強力粉 72g
薄力粉 72g
無塩バター 120g
水 60cc
塩 ひとつまみ
1.バターは1センチくらいの角切りにして
粉類も冷蔵庫でよく冷やしておきます。
2.フードプロセッサーに
強力粉と薄力粉を
入れます。
その上に角切りにしたバターをいれて
フードプロセッサーを回します。
バターが粉をまとって全体が
黄色の粒状になったら止めて
水を注ぎ再度フードプロセッサーを回し
粉がコロコロとまとまってきたら
プロセッサーを止めてラップに出し
まとめ冷蔵庫に1晩保管する。
*この時点ではまだ粉っぽく
ひとまとまりになりませんが
一晩置くと馴染んでまとまるように
なりますので安心してください。
3.冷蔵庫から出して
打粉(分量外 強力粉)をした
台に広げ長方形に伸ばす。
上下を真ん中に重ね
今度は90度向きを変えて
長方形に伸ばしたら
また上下を真ん中に重ね
を5回ほど繰り返す。
途中生地が温まって
柔らかくなったら
冷蔵庫で冷やしながら成形する。
4.天板の大きさに伸ばし
フォークで全体に穴を開けて
均等な厚さになるように網を載せて
190℃のオーブンで
35分から40分焼く
5.冷めたら15cm×10cmの大きさに3枚切る。
ディプロマットクリームを作りましょう
ディプロマットクリームとは
カスタードクリーム(クレーム・パティシエール)と
生クリームを合わせた美味しいクリームのことです.
まずカスタードクリームを作りましょう!
【カスタードクリーム材料】
牛乳 200g
卵黄 40g
砂糖 40g
バニラビーンズ 1/5本
*お値段が高いのでなければ
バニラエッセンス 5滴くらい
無塩バター 10g
薄力粉 8g
コーンスターチ 8g
* いろいろレシピを調べましたところ
薄力粉のみ、コーンスターチのみの
レシピもあります。
薄力粉のみの方がコーンスターチのみの
場合よりもコクがあってまったりと濃厚、
コーンスターチのみの方が
少しあっさりと違いはあります。
今回は両方のいいとこ取りを狙って
半量ずつ使いました。
①薄力粉、コーンスターチは
あわせてふるっておく。
バニラビーンズを使う場合は
さやを包丁で割いて種を取り出し
さやと一緒に牛乳に加えておく。
②ボウルに卵黄に砂糖を加えて泡立て器で
白っぽくなるまでよく混ぜる。
*ブランシールと言うそうです。
こんな言葉も知っていると
なんだかプロっぽいですね。
薄力粉とコーンスターチも
加えてさっと混ぜ合わせる。
③牛乳を鍋に入れ沸騰させ
②のボウルに少しずつ加えよく混ぜる。
④ボウルの中身を濾しながら鍋に戻す。
⑤だまにならないようによくかき混ぜながら
中火でしっかり沸騰させる。
殺菌の意味もあるそうなので
しっかり沸騰させてください。
⑥クリームのコシがブルンとした固いものから
とろりとなって少しゆるくなったところで
火からおろしバターを加え混ぜ合わせる。
⑦バットに薄く流し落としラップをして
急速に冷やす。
*落としラップはクリームに直接
ピッタリ貼り付けて
ラップすることで表面に
膜ができるのを防ぐため
急速に冷やすのは
なるべく雑菌の繁殖する
温度の時間を短くするためです。
⑧このカスタードのまま
パイにサンドしても美味しいですが
生クリームを100ccほど
泡立てたものと混ぜて
ディプロマットクリームにして
サンドすると特に苺を挟む場合は
とても相性がいいと思います。
私は生クリームが多いほうが
美味しいだろうと
生クリームを入れすぎて
クリームが柔らかくなり
写真のように横からダラーッと
はみ出しましたのでご用心!
パイの組み立て
最後の組み立てです!
【材料】
・焼いてカットしたパイ生地 3枚
・苺 大体1パック
*上に飾るのにきれいなものを
5-6粒とっておき
残りは平らに5mm厚にカットする。
挟む苺も大きいほうが
美味しいと思いますが
パイを重ねたときの安定が悪いのと
食べたときの口の中でのクリームと
苺の割合を考え5mmにカットしました。
・ディプロマットクリーム
・上に飾る生クリーム
1パック200ccのものを買って
砂糖大さじ1とともに泡立てて
半分をディプロマットクリームに使い
残りをデコレーションに使うと良いと
思います。
・粉糖 溶けないタイプ 少々
・ ナパージュ
あればフルーツに塗ると乾燥を防いで
見た目も美味しそうになります。
ジャムやペクチンを煮溶かしたもの
を塗っても
①ディプロマットクリームを
絞り出し袋に詰めパイ生地の上に
平らになるように絞り出す。
絞り出し袋がなければパレットナイフなどで
平らに塗ってもOK
ただ濃度があってナイフにも
ベタベタとくっつきやすいので
絞り出したほうが
きれいに塗れると思います。
②5ミリ厚にカットした苺を平らに並べる。
同じ様に3段に重ねる。
③一番上に大粒の苺を並べ
周りを生クリームで
デコレーションする。
苺の表面にナパージュを塗る。
最後に粉糖を振りかけ
出来上がりです。
・あればアーモンドスライスや
スポンジクラムなどを
サイドにクリームを塗った上に
つけて飾ってもきれいだと思います。
・大人しか召し上がらない場合は
クリームに少量のブランデーや
ラム酒など入れると
香りもよく召し上がれる
と思います。
・フルーツは他のお好みのものでも
いいと思いますが
私としては苺が一番美味しいと
思うので旬の季節に
是非トライしてみてください。
・パイ生地が大変だと思ったら
今は便利な冷凍パイシート
も売っているので
それを使えば更に時短で簡単に
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